依頼者の母は、老人ホームに入所していて亡くなりした。 依頼者の母には、その老人ホームに全財産を遺贈する内容の公正証書遺言がありました。 依頼者は障害者で、母は、生前から自分が亡くなったあとの依頼者の生活を大変心配していましたので、このような遺言をすることは考えられませんでした。 そこで、遺言公正証書の無効確認を求める訴訟を提起して、当該遺言が錯誤により無効であるとの判決を得ることができました。